Tateyama Rotary Club Website

2021-2022年度 会長あいさつ

奉仕の理念を共に学び、実践しよう

2023-2024 会長 利田秀男

2023~2024年度 館山ロータリークラブの会長を拝命致しました。

会長エレクトとして1年間の学びと準備の機会をいただきましたが、伝統と格式のある館山ロータリークラブの運営の重責を感じております。歴代会長の皆様のご指導や会員の皆様のご協力をいただきながら努めて参りますので、宜しくお願い致します。

3年に及ぶコロナウイルス感染症のまん延で、社会生活もクラブ運営も大きな制約を受けて参りましたが、漸く通常のクラブ運営ができるものと期待を致しております。

2023-2024年度国際ロータリー(RI)会長のゴードンR. マッキナリー氏は、テーマ「世界に希望を生み出そう」を発表されました。そして、「ロータリーの仲間になりたいと思う全ての人、世界でよいことをしたいと願う全ての人が、それぞれに合った方法でどこででも参加できるロータリーとなること」をビジョンとしています。

また、第2790 地区今年度ガバナーの鵜沢和弘氏は、地区スローガンを「エンゲージメントを育もう」とされました。エンゲージメント(ロータリー・仲間に対する約束・誓約)とは、会員のクラブに対する愛情や思い入れを指す言葉であり、「個人」と「組織」が対等で、ともに成長できる関係性を示しています。会員一人ひとりが、クラブの掲げる「戦略・目標」を適切に判断し、自発的に自分の力を発揮する貢献意欲のことであるとしています。

私は、今年度の運営方針として、次の三点を目標に掲げたいと思います。

1.奉仕の理念と実践を両輪としたクラブ運営をしよう

ロータリーの目的は、奉仕の理念を学び、日々、実践することを奨励することにあるとされます。会員歴の長い方には、釈迦に説法かもしれませんが、入会歴の短い方が奉仕の理念を直ぐに理解できるとは限りませんし、理念を理解して、日々、実践することは、なお難しいことかも知れません。一方で、会員の日々の職業上の行動が、実は、奉仕の理念に合致していることに気づかないでいることも多くあると思われます。

経営におきましても、理念だけを語り実践が伴わないのは、空論に過ぎない、実践だけで理念(目的)を持たない・悟らないのは、迷走すると言われております。理念と実践は表裏であり、表無くして裏はなく、裏なくして表はありません。

奉仕の理念の学びには、クラブが学びの機会・場所となり、実践の学びは、個々の会員が職業を通して、また会員の皆さんの力を合わせた社会・青少年・国際奉仕で学ぶ機会が得られましょう。また、先輩ロータリアンから奉仕・経営の理念を学び、実践する姿からも多くのことを学ぶ機会となりましょう。

そこで本年度におきましては、引き続きクラブ研修を継続すると共に、会員による奉仕の理念と実践の卓話を多く取り入れて、学ぶ機会と致したいと思います。会員の皆様のご協力を宜しくお願い致します。

2. 委員会を中心としたクラブ運営をしよう

クラブには、五大奉仕委員会に各小委員会が設置されます。クラブ全体の運営を円滑に進めるためには、各委員会が委員長・副委員長を中心に各委員と一体となった活動が求められますが、委員会によりましては、ややもすると委員長一人に依存した運営になる場面も見られます。

委員長・副委員長、各委員の就任にあたっては、これまでのご経験やこれからの活動に期待してお願いさせていただきました。委員会の運営を円滑に進めるには、委員長お一人の力では、負担と困難が伴いますので、委員会のメンバーが協力していただく必要があります。

そこで今年度は、例会では月1回各委員会ごとに着席して、各委員会の活動状況や今後の取組みを共有する意見交換の場としたいと考えます。そして例会とは別に懇親会の機会を設けるなど委員会メンバーの親睦と友情を深めていただきたいと思います。

3. 我がクラブのビジョンと戦略計画の策定を始めましょう

2017 年、R1は次の100 年に向けてビジョン声明を発表し、2019 年7 月にビジョン声明実現のため向こう5 年間の活動を方向づける4つの戦略的優先事項を発表しました。また、第2790 地区も昨年、地区ビジョンと戦略計画を策定しております。

RI及び地区では、戦略計画立案チームを編成し、クラブの目標達成を支える計画を立てることを推奨しています。そしてクラブの現状分析、ビジョン作成、戦略計画の作成へのプロセスが示されております。

我がクラブは、2 回の会員アンケートでも、会員の構成のバランスが取れ満足度も良好であり、現状では大きな課題は抱えていないように見られます。しかしながら人口減少や事業所の減少といった地域性や年齢の高い会員構成を考えますと、このような時こそ将来の我がクラブのビジョンや戦略計画の議論を始める時期にあると思われます。

今年度におきましても、近い年度の歴代会長を委員とした戦略計画特別委員会を置かせていただきましたが、入会歴の長い者、中堅、入会間もない者を交えて意見交換を進めてみたいと考えております。

館山ロータリークラブ会長 利田 秀男

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